販売促進のネタ帳

365日の販促研究所の別館ブログです。販売促進のネタになりそうなことをアップしていきます。大手スーパーのチラシ企画について毎週土曜にアップしていきます。

40人の女性に聞いた 「私のすきな鍋料理」調査レポート Part 2

365日の販促研究所では、20代から50代までの既婚・未婚女性モニター(合計40名)を対象として、定期的にアンケートとグループインタビューを実施しています。2015年11月には『鍋料理』をテーマとしたリサーチを行いました。本レポートは、その結果をまとめたものです。

 

http://www.flickr.com/photos/94956822@N00/339416172

photo by benedick.rm

 

■女性がすきな鍋料理トップは「寄せ鍋」

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1位寄せ鍋、2位おでん、3位水炊き。

寄せ鍋、鶏ベースの水炊きは、いずれも手間いらずの鍋料理です。おでんは仕込みに時間がかかるものの、最近は「おでんセット」も用意されているので、これを使えば時間を節約できておいしく作れるのです。
もちろん、お手軽だけが鍋料理のメリットではありません。家族みんなが揃ったときや親しいお客様を迎えたときには、ちょっとごちそう系の鍋料理となります。
そこで「ごちそう鍋」といわれて、頭に浮かぶのは、やはり海鮮系の鍋料理のようです。かに、ふぐ、たい、あんこうとベスト5のうち4つまでが海鮮系、それもちょっとぜいたくな素材があがりました。


■鍋料理の具はとにかく野菜

女性たちは、鍋料理をどこで食べるのか。全員が自宅と答え、外食でも食べる人も少数ですがいました。
自宅での鍋料理を好む理由は、具材を思いのままにできることです。では、女性は鍋料理の具に、どのようなこだわりがあるのでしょうか。
基本はやはり野菜です。とにかく野菜を大量に入れることが前提となるようです。仮に豚しゃぶだの場合は、レタスを大量に用意して湯がく。レタスは湯がくとコンパクトになるので、たくさん食べられるのが良いとのこと。
肉を使う場合には、鍋料理ではいつもより少し高いめのものを用意するケースが多いようです。
関東・関西の違いがはっきり出たのが「マロニー」でした。関西で鍋料理といえば「マロニー」が付きものですが、関東圏ではまったく無名。「マロニー」が何かさえ知られていませんでした。


■鍋のダシに、女性はこだわらない

鍋のダシについても、大変興味深い結果が出ています。鍋はダシが決めて、だから時間をかけて、よいダシを取るに違いない。利尻の昆布をさっと熱湯にくぐらせた後に、枕崎の鰹節を大量にグツグツ煮込んで……、などというのは、完全に男性目線の考えです。
鍋料理を時間短縮料理と考える多くの女性にとって、ダシに時間をかけていたのでは、何をしていることかとなります。そんな面倒なことをしなくとも、市販の「だしの素」を使えば、十分においしい鍋料理を、時間をかけずに作ることができるのです。
中でも人気を集めていたのが、キューブ状のダシです。鍋の量に応じて、使う量が決まっていて無駄のないのが好まれる理由です。

 

 


■薬味の好みは人それぞれ

薬味として挙がったのは、まず「振りねぎ」でした。振りねぎは鍋料理に鉄板の薬味と言えそうです。続いて「もみじおろし」「ゆず胡椒」「大根おろし」「唐辛子」「一味」など定番の薬味が続きます。
少し変わった薬味としては、名前は「もみじおろし」と言いながらも、実際には辛味大根に唐辛子を混ぜた、とびきり辛いものもありました。カフェラテのように、大根おろしの盛り方をアート風に組み上げて、お客様をもてなす工夫をしている方もいました。

 

■「しめ」の定番は麺類

 

お鍋の楽しみは「しめ」に楽しむ炭水化物です。それまで野菜やお魚、お肉などをたっぷり食べて、そのうま味を全部吸い込んだダシで煮込む「しめ」の一品こそ、鍋の一番の楽しみ。そう思っている女性は多いようです。
「しめ」の代表選手は、うどんやラーメンなどの麺類です。豚しゃぶや海鮮鍋などの和風系ならうどん、キムチ鍋など少しエスニックなものならラーメンです。鴨鍋などには和風のそばを入れるケースもありました。
魚を使った寄せ鍋なら、最後にはご飯を入れて「おじや」にします。一方でトマをと使った鍋では、リゾットが定番となっていました。

 

マルちゃん 鍋の〆に食べるラーメン 70g×10個

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