販売促進のネタ帳

365日の販促研究所の別館ブログです。販売促進のネタになりそうなことをアップしていきます。大手スーパーのチラシ企画について毎週土曜にアップしていきます。

40人の女性に聞いた 「私のすきな鍋料理」調査レポート Part 1

365日の販促研究所では、20代から50代までの既婚・未婚女性モニター(合計40名)を対象として、定期的にアンケートとグループインタビューを実施しています。2015年11月には『鍋料理』をテーマとしたリサーチを行いました。本レポートは、その結果をまとめたものです。

http://www.flickr.com/photos/8485866@N03/6297093015

photo by 5thLuna

 

 

■女性は鍋料理が大好き

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 好きか、嫌いか鍋料理。この質問に対しては「好き」と答えた女性が97%でした。鍋料理を食べる回数についても、月4回以上と答えた女性が、全体の約半数となっています。平均すれば、週に1回は鍋料理を食べている。こんな実態が明らかになっています。

しかも、鍋料理を食べているのは、家族とともに暮らしている女性ばかりではありません。一人暮らしをしている(働いている)女性も、一人鍋を楽しんでいることが判明しています。
なぜ、そこまで女性が鍋料理を好むのか。その理由は、世帯形態によってケース・バイ・ケースです。
一人暮らしをしている方にとっては、基本的に一人でいただく鍋になります。この場合は、節約とぜいたくの両方を気分によって選ぶことができるのが鍋の魅力です。例えば、同じだしを使いながら、毎日違う具材を使えば、ぜいたくなおかずになります。一方で、一度にたくさん作っておいて、少しずつ温め直しながら食べていれば、お金も時間も節約できます。いずれにしても、鍋なら「温かな野菜」をたくさん食べることできる点が、大きなメリットとなっているようです。
夫婦二人暮らしを含み家族で暮らしている場合には、鍋料理はコミュニケーションの機会として捉えられています。「一つ鍋をみんなで囲む」ことにより、自然と会話が弾むのです。一人暮らしをしている場合でも、実家などに帰った時に振る舞われる鍋料理は「ごちそう」として受け止めています。正月などで親戚が集まった時にも、ごちそう鍋でもてなすことが多いようです。


■女性が鍋料理を食べたくなるとき

 どんな時に鍋料理を食べたくなるのか。この質問に対しては、次のような解答が寄せられました。

圧倒的に多かったのは、当然ですが「寒いとき」。寒いから、温かい鍋料理を食べたくなる。これは生理的欲求と言えます。
次に多いのが「料理に時間をかけたくない」早く夕食を作りたい」「手を抜きたい」といった時間短縮を理由とする声でした。一人暮らしの女性でも「時間がない時にぱっと作れる」ことを理由にしています。具材とダシさえ用意してしまえば、手間がかからないことも鍋料理の強みです。
もちろん、女性に多い「野菜をたくさんとりたい」ニーズにも、鍋料理はしっかりと応えてくれます。さらに、「鍋料理なら調理に頭を悩ますことがない」との答えもありました。
鍋料理といえばこれまで、家族が集まる日のごちそうイメージがありましたが、「手軽にできること」「時間がかからないこと」「それでいて野菜をたくさん取れること」なども、鍋料理を販売する上での切り口になりそうです。